手のひらの真ん中、手を軽く握ったときに中指と薬指の先端が当たる位置にあるのが「労宮(ろうきゅう)」と呼ばれるツボです。この労宮のツボを押すと痛い状態は、精神的なプレッシャーや過労、手のツボにおける自律神経の乱れをダイレクトに反映しています。
労宮は心臓の働きを助ける「心包経」に属しており、緊張状態が続いて交感神経が優位になりすぎていると、強い硬さと圧痛を生じさせます。以下の兆候がある場合、手のひらのツボが痛む原因はストレスの蓄積である可能性が高いと言えます。
・寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める
・胸がざわざわして息苦しさを感じることがある
・常に仕事やタスクに追われて気が休まらない
・胃のあたりがキリキリと痛む
労宮を親指の腹でゆっくりと息を吐きながら3〜5秒かけて押し、じんわりと緩める動作を数回繰り返すだけで、副交感神経が刺激されて昂ぶった神経が落ち着きを取り戻します。