この事態に敏感に反応したのはSNSユーザーだけではない。台湾最大手メディアの一つである「ETtoday新聞雲」をはじめ、複数の有力ポータルサイトが「日本の人気クリエイターが台北に出現」とトップニュース級で大々的に報道。テレビの情報番組でも取り上げられるなど、事態は一気に社会現象の様相を呈した。
報道の焦点となったのは、公共空間における露出表現の是非と、それがもたらす強烈な集客効果の二面性だ。一部の保守的な視聴者からは戸惑いの声も上がったものの、現地の若年層の間では「自由でポジティブな自己表現」「台湾のローカルな魅力をオープンに発信してくれた」と好意的に受け止める意見が圧倒的多数を占めた。現地メディアが報じたセンセーショナルな見出しの裏側には、国境を軽々と飛び越えるデジタルコンテンツ配信の破壊力に対する驚愕があった。