岩田剛典を語る上で欠かせないのが、他の追随を許さない圧倒的なバックボーンです。愛知県名古屋市昭和区の落ち着いた邸宅街で生まれ育った彼の家庭環境は、正真正銘の「良家の子息」でした。
実家は、創業100年以上の歴史を誇る高級紳士靴・革靴メーカー「マドラス株式会社」です。実父である岩田剛典 父親 会社社長(岩田達七氏)は、日本の製靴業界を牽引してきた名経営者として知られています。幼少期に過ごした実家は「敷地が広すぎて庭にタヌキが出没する」というエピソードがテレビ番組で明かされたほどで、単なる富裕層の域を超えた名家であることを物語っています。
学歴においても、その歩みは驚異的です。中学受験を経て慶應義塾普通部に合格し、母親とともに上京。慶應義塾高等学校を経て慶應義塾大学法学部政治学科へとストレートで進学しました。名門私立の最高峰に位置する法学部で法律や政治学を修め、論理的思考力とプレゼンテーション能力を培った経験は、現在のスマートな受け答えや自己プロデュース力に直結しています。
一方で、大学時代にストリートダンスサークル「Dancing Crew JADE」でKrump(クランプ)と呼ばれる荒々しく力強いダンスと出会ったことが、彼の人生を決定づけました。大企業の内定を複数獲得していたにもかかわらず、親の反対を押し切ってダンスの世界に飛び込んだという逸話は、現在の彼の不退転の覚悟を物語る最大の原点です。