2010年代初頭、小学生女子の間でほっぺちゃんがどのように消費されていたのか、当時の購入層や保護者の証言を検証すると、単なるキャラクターグッズを超えた「コミュニケーションツール」としての実態が浮かび上がります。
当時小学生だった20代女性の手記やSNS上の投稿では、次のようなリアルな体験談が数多く語られています。
「毎月ポストに届くサン宝石の薄い通販カタログを、友達と一緒に穴が開くほど眺めていた。1個200円〜300円台で買えるほっぺちゃんを自分のお小遣いで少しずつ集め、筆箱やランドセルにジャラジャラ付けるのが最大のステータスだった」(20代女性・元読者)
原宿の直営店舗「ファンシーポケット」や各地の特設催事場では、入場まで2〜3時間待ちの長蛇の列ができることも珍しくありませんでした。親世代にとっても、数百円という手頃な価格設定が「ちょっとしたご褒美」として買い与えやすく、母娘でコレクションに熱中する家庭が続出しました。