テレビ画面越しには華やかに見える赤坂の特設サーキットですが、その実態はトップランナーですら「二度と走りたくない」と漏らすほどの難コースです。赤坂5丁目ミニマラソン コース 距離は、大会ごとに微調整が加えられるものの、基本的には1周約900メートル前後の周回コースを4周する約3.6キロメートルで構成されています。陸上競技場のトラックとは異なり、直角コーナーの連続、アスファルトから石畳への路面変化、そして急激な高低差がランナーの脚力を削り取ります。
なかでも最大の難関が、TBS放送センター北側スロープに位置する「心臓破りの坂」です。心臓破りの坂 勾配は区間最大で約8〜10%に達し、高低差は約12メートルを誇ります。一般的な道路の急坂基準をはるかに上回るこの傾斜を、心拍数が最大値に達した状態で毎周回駆け上がらなければなりません。加えて、冷房の効いたTBSのスタジオ内から熱気渦巻く屋外の赤坂サカス広場へ飛び出す際の「急激な気温・湿度差」も、走者の自律神経と呼吸器に猛烈な負担を強いる隠れた要因となっています。