彼女の歩みを振り返る上で、オリンピック史に刻んだ足跡を忘れることはできない。18歳で初出場を果たした長野オリンピックでの7位入賞から始まり、ソルトレーク、トリノ、バンクーバー、そして現役最後の舞台となったソチオリンピックまで、実に5大会連続での入賞という途方もない偉業を打ち立てた。
表彰台の頂点には届かなかったものの、競技に対する誠実な姿勢と最後まで攻め続けた滑りは、国際オリンピック委員会(IOC)の関係者や世界中のファンから高く評価された。全日本スキー連盟の歴史においても、彼女ほど長年にわたりモーグル種目を世界トップレベルへと押し上げ、認知度を高めたアスリートは他に存在しないだろう。