ここからは、汎用的に使える標準的な司会進行フレーズを時系列で解説します。言葉遣いの硬さは団体のカラーに合わせて微調整してください。
1. 開会前のアナウンス(諸注意と定足数)
「皆様、本日はお忙しい中ご足労いただき、誠にありがとうございます。間もなく開会いたします。携帯電話・スマートフォンをお持ちの方は、マナーモードに設定いただくか、電源をお切りくださいますようお願い申し上げます。(ハイブリッド開催の場合:オンラインでご参加の皆様は、ご発言時以外マイクをミュートに設定願います)」
2. 開会宣言例文
「定刻となりましたので、ただいまより、2026年度【団体名】定期総会を開会いたします。本日の司会を務めさせていただきます、理事の〇〇でございます。どうぞよろしくお願いいたします。開会にあたりまして、本日の出席状況をご報告いたします。会員総数〇〇名に対し、現時点での出席者数〇〇名、委任状提出者〇〇名、合計〇〇名となっております。規約第〇条に定められた過半数(または定足数)を満たしており、本総会が適法に成立いたしましたことをご報告申し上げます」
3. 議長選任司会アナウンス
開会宣言の後、進行役を司会から議長へと移行させる手続きに入ります。このアナウンスを曖昧にすると、議事進行の責任主体が不明確になるため注意が必要です。
「続きまして、本総会の議長選任に移ります。規約第〇条の規定により、本総会の議長は〇〇様にお願いすることとなっております。(または『規約により、総会の議長は出席会員の中から選出することとなっております。どなたかご推薦、あるいは自薦の方はございませんでしょうか?……ありがとうございます。ただいま〇〇様をご推薦いただくお声がございました。皆様、いかがでしょうか?……ご異議がないようですので、議長を〇〇様にお願いいたします』)。それでは〇〇様、議長席へお進みください」
4. 議案採決進行フレーズ(議長から司会が補佐する場合)
議案審議は基本的に議長が進めますが、司会が採決の号令やサポートアナウンスを担う場面も多々あります。
「これより、第1号議案『令和〇年度 事業報告および収支決算承認の件』の採決を行います。本議案に賛成の会員様は、拍手(または挙手)をお願いいたします。……ありがとうございます。賛成多数(または満場一致)と認めます。よって、第1号議案は原案どおり可決・承認されました」
5. 閉会宣言例文
議事がすべて終了し、議長が「以上をもってすべての議案を終了いたしました」と宣言した後、再び司会へ進行が戻ります。
「議長、円滑な議事進行を誠にありがとうございました。議長団の皆様、ご降壇ください。以上をもちまして、2026年度【団体名】定期総会の全日程を終了し、閉会とさせていただきます。皆様、円滑な議事進行へのご協力、誠にありがとうございました。お足元にお気をつけてお帰りくださいませ」