ネット上の美容フォーラムやショート動画で頻繁に見かける「クッションファンデのツヤを活かすなら、お粉(フェイスパウダー)は重ねてはいけない」という言説。これは完全な誤解です。日本の多湿な気候や皮脂分泌量を考慮すると、パウダーなしで一日中クッションファンデを維持するのは極めて困難と言わざるを得ません。
フェイスパウダー併用の真相は、「全顔に均一に乗せるのではなく、骨格と皮脂腺の分布に合わせてツールと粉の量を使い分ける」ことにあります。ツヤを残したい頬の高い位置(Cゾーン)にはパウダーをごく最小限に留め、崩れやすいTゾーン、眉毛、小鼻の窪み、フェイスラインには超微粒子のルーセントパウダーを毛足の長いブラシでふんわりと入れ込みます。
パウダーの役割は、ファンデーションの表面を固定(フィックス)し、皮脂と混ざり合うのを水際で防ぐ防波堤です。2026年最新ベースメイク術では、粉感を感じさせないシリカ高配合のトランスルーセントパウダーを用い、パフではなく「大きめの柔らかいブラシ」で磨くように乗せる手法がスタンダードになっています。これにより、濡れたような光沢を損なわずに、擦れに強いタフなベースが完成します。