ガンダムという壮大なサーガの原点であり、ライバル関係の極致として燦然と輝くのがシャア・アズナブルとアムロ・レイの2人です。ライバルキャラクター人気ランキングおよび悪役・敵キャラ部門において、シャアは常に他を寄せ付けない圧倒的な得票数を集めています。
シャアがここまで愛される最大の理由は、非の打ち所がない美形のエリート貴公子でありながら、内面に誰よりも泥臭い執着や孤独、人間的な脆さを抱えている点にあります。「坊やだからさ」「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」といった台詞は、単なるアニメの枠を超えて日本のポップカルチャーにおける不滅のパンチラインとなりました。完璧な悪役ではなく、迷い、傷つき、時に滑稽ですらある生き様がファンの琴線を震わせ続けます。
対するアムロ・レイも、歴代主人公人気ランキングでトップクラスの評価を獲得しています。当初の内向的な少年が戦争の過酷さを通じて驚異的なニュータイプへと覚醒し、やがて『逆襲のシャア』で見せた「伊達じゃない!」という魂の叫びに至る成長の軌跡。彼が残した数々の名言と等身大の葛藤は、40年以上の歳月を経ても色褪せないリアリティを放っています。