1992年11月、日本中を最大の驚きで包んだのが、当時最年少の大関昇進を目前に控えていた大相撲の若手スター・貴花田(現・貴乃花光司)との婚約発表でした。国民的アイドルと若き相撲界のプリンスによるビッグカップルの誕生は「世紀の婚約」とメディアに大きく報じられました。
しかし、幸せな時間は長くは続きませんでした。わずか2か月後の1993年1月、突如として婚約解消(破談)が発表されます。会見での「強い横綱になってください」という言葉は、多くの人々の胸を打ちました。
破談の背景には、相撲部屋のおかみさんとして嫁ぐことへの周囲の懸念や、ステージママとして強い影響力を持っていた実母「りえママ」こと宮沢光子さんの意向、さらには角界の伝統と芸能活動の両立の難しさなど、様々な憶測が飛び交いました。この騒動は、まだ10代だった彼女の肩にあまりにも重いプレッシャーとしてのしかかることになります。