大手旅行予約サイトや航空各社の予約動向を見ると、年間を通して宮古島行きの航空券・宿泊費が最も跳ね上がるのは、小中学校の夏休みと重なる7月中旬から8月下旬です。この時期の羽田・関西発着直行便往復チケットはピーク時で1名あたり8万〜10万円以上に達し、人気のリゾートヴィラも通常期の2倍から3倍のプレミアム料金が設定されます。
しかし、費用以上に旅行者を悩ませる最大の要因が宮古島台風時期と確率です。気象庁の過去30年に及ぶ統計データを分析すると、沖縄地方に接近する台風の約70%が7月から9月に集中しています。なかでも8月から9月にかけての宮古島周辺は、勢力を保ったまま通過する「非常に強い」ランクの台風に見舞われやすく、一度直撃すれば2〜3日間にわたりホテルから一歩も出られない缶詰め状態に陥ります。さらに、航空便の欠航やレンタカーの営業停止など、旅程全体の崩壊を招くリスクが最も高いのもこの時期の紛れもない現実です。
真夏の直射日光は肌を刺すような強さで、日中の紫外線指数は極めて危険なレベルに達します。ビーチサイドで数分過ごすだけでも体力を激しく消耗するため、「青い海に入り浸る」どころか日陰を求めて移動せざるを得ない事態も珍しくありません。高額な旅費を投じた結果が「台風による直前キャンセル」や「熱中症警戒による屋内待機」になってしまうリスクを冷静に天秤にかける必要があります。