字光式ナンバーを取得して公道を走るためには、定められた公的手続きと車両への電装作業を正確に進める必要があります。管轄の運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)での手続きと取り付けは、以下の手順で進行します。
1. ナンバーの事前予約と認可器具の調達
通常のペイント式から変更する場合、まず「図柄ナンバー申込サービス」または運輸支局の窓口で字光式ナンバーの予約・申請を行います。希望番号にする場合は抽選対象番号か一般希望番号かを確認します。字光式プレートは受注生産となるため、申請から交付可能になるまで土日祝を除いて4日〜7日程度の期間を要します。この間に、信頼できる国土交通省認可のLED器具を取り寄せておきます。
2. 陸運局での書類提出と旧ナンバー返納
交付可能日以降に車検証、認可器具、必要書類(自動車検査証記入申請書など)を持参し、管轄の運輸支局へ向かいます。普通車の場合は後述する「封印」が必要となるため、車両を持ち込むのが基本です。窓口で旧ナンバープレートを返納し、真新しい字光式ナンバープレートを受け取ります。
3. 配線作業と器具の固定
車両のナンバー取り付け位置に照明器具を配置し、電源配線を行います。フロント側はポジションランプ(スモールランプ)のプラス線とボディアースへ、リア側は既存のナンバー灯(ライセンスランプ)の配線へそれぞれエレクトロタップやギボシ端子を用いて結線します。
ここで重要な技術的注意点があります。リアの字光式器具を取り付けた場合、既存のナンバー灯は点灯しないようにバルブを抜くか配線を絶縁処理する必要があるケースがあります。ナンバー灯と字光式器具が同時に点灯すると、過剰な照明として車検官に指摘される地域があるためです。配線を通すために既存のグロメット(ゴムパッキン)に切れ込みを入れた場合は、車内への雨水浸入を防ぐため防水ブチルテープやコーキング剤による止水処理を確実に行います。
4. 封印再交付の手順(登録車リアナンバー)
普通自動車のリアナンバー左上には、不正な取り外しを防止するための金属製「封印」が施されています。旧ナンバーを外す際に既存の封印をドライバー等で突き破って破棄するため、作業完了後に運輸支局の封印取付コースへ車を進入させ、検査官に車台番号の確認を受けたうえで新しい封印を打ち込んでもらう必要があります。この再交付手続きを完了して初めて、合法的な公道走行が可能になります。