チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術

チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術

今注目を集めている チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術について、多角的な視点をご紹介しています。

チューリップの花弁がハラハラと散り始めたら、最初に行うべき作業が花がら摘みです。花びらが落ちた後、中央に残るめしべが受粉して種子(タネ)を作り始めると、植物体内の光合成産物や蓄積エネルギーの大半が種子形成へと優先的に奪われます。翌年用の球根を太らせるためには、この無駄なエネルギー流出を遮断しなければなりません。

具体的なチューリップの花がら摘みのやり方における最大の急所は、チューリップの茎を切る位置の選定にあります。ハサミを使わずに手で折るか、清潔な剪定バサミを用いて「花首のすぐ下(一番上の葉より上、花びらがついていた基部)」をピンポイントで切り落とします。

この際、緑色の茎や葉を長く残すことが絶対条件です。花首から下の茎にも葉緑素が含まれており、光合成を行って地下部へ炭水化物を送り届ける器官として機能します。花茎を地際から切り落としてしまうと、受光面積が大幅に減少し、球根の肥大化が深刻に阻害されます。なお、ハサミを使用する場合は、ウイルス病(モザイク病など)の株間感染を防ぐため、1株切るごとにハサミの刃を火炎滅菌またはアルコール消毒することが推奨されます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。