国仲涼子さんの名を日本全国に決定づけたのが、2001年に放送されたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』です。ヒロイン・古波蔵恵里(えりぃ)役のオーディションにおいて、応募総数2,000人近くの中から満場一致で抜擢されました。
沖縄の八重山諸島・小浜島で育ち、東京で看護師を目指しながら成長していくヒロインの姿は、国仲さん自身の等身大のバックボーンと完璧にシンクロしました。画面越しに伝わる屈託のない笑顔、時折見せる芯の強さ、そして吸い込まれるような大きな瞳は、朝の視聴者を瞬く間に虜にしました。
平均視聴率22.2%、最高視聴率は29.3%を記録し、朝ドラ史上でも屈指の人気作となった『ちゅらさん』は、その後パート4まで続編が制作される異例のロングランシリーズとなりました。当時のテレビ誌やインタビューで「えりぃの明るさに自分自身も救われていた」と本人が語っていた通り、役柄と本人の人柄が一体となった奇跡的な輝きが、今なお「伝説のヒロイン」として語り継がれる最大の要因です。