報道直後から最も大きな混乱が生じているのが、監督がこれまで関与してきた映像作品の権利処理と公開スケジュールだ。今秋以降に全国公開を予定していた大型サスペンス映画は、即座に公開延期が発表された。すでに全国の劇場で前売り券の販売やプロモーションが展開されていたため、興行会社や配給元が被る金銭的・信用的な打撃は計り知れない。
さらに影響は実写作品にとどまらず、彼が手がけた話題の劇場版オリジナルアニメにも及んでいる。制作最終段階に入っていた期待作の公開見合わせが決まったことで、スタジオやスタッフ陣の努力が途絶える事態となった。作品の封切りを心待ちにしていたファンの間には絶望と怒りが広がっており、映画業界全体への不信感へとつながりかねない重大な局面を迎えている。