イギリスのフィッシュ&チップスは本当にまずい?噂の真相とサクサク絶品レシピ

イギリスのフィッシュ&チップスは本当にまずい?噂の真相とサクサク絶品レシピ

イギリスのフィッシュ&チップスは本当にまずい?噂の真相とサクサク絶品レシピの真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

海外旅行の体験談やSNS上で長年議論の的となってきた「イギリスのフィッシュ&チップスまずい説」。この風評が生まれた最大の要因は、「提供時点で塩分による下味がほぼ施されていない」という英国特有の提供スタイルにあります。

日本の一流天ぷら店や唐揚げ専門店では、衣や素材自体に計算された下味がつけられています。一方、英国の伝統的な専門店(Chippy:チッピー)では、魚本来の風味と揚げたての香ばしさを味わうため、あえて下味を最小限に留めて提供されます。カウンターに置かれた大量の塩(ソルト)とモルトビネガー(麦芽酢)を客が自らの手で「これでもか」と振りかけて初めて味が完成する設計になっているのです。この前提を知らずに口に運んだ旅行者が「味が全くしない」「油の味しかしない」と失望してしまうケースが後を絶ちません。

さらに、観光地中心部にある回転率重視のパブや作り置きを提供する粗悪店を選んでしまうことも悪評の原因です。全英フィッシュ・アンド・チップス連盟(NFFF)が毎年開催するアワードの上位入賞店や、沿岸部の優良店で揚げる直前に衣をくぐらせた一品は、衣が驚くほど軽やかで魚の身はジューシーそのものです。つまり、「まずい」のではなく「文化の理解不足と店選びのミスマッチ」こそが真相と言えます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。