かつてネットミームの震源地として一世を風靡したニュー速VIPをはじめ、雑談系板から生まれる熱量は、今もカルチャーの流行り廃りに無視できない影響を及ぼしています。新製品のレビューや新作アニメの批評、タレントのスキャンダルに対する世間の評判と評価は、掲示板の辛辣な本音から形成されることが少なくありません。
企業がどれほど巧みなPRを展開しても、掲示板のシビアな目線は「使い勝手の悪さ」や「誇大広告の疑い」を容赦なく指摘します。おためごかしのない辛口な批評空間であるからこそ、一般消費者は「忖度のない本音レビュー」を求めて掲示板のログを参照します。
SNS上でのインフルエンサーマーケティングに警戒心を強める読者にとって、匿名掲示板の集合知は、ある種の「最も厳しい監査機関」として機能している側面があります。