負担を感じているのは教員だけではありません。家庭側にとっても、運動会は精神的・体力的な試練の場と化しています。
早朝4時からの熾烈な場所取り競争や、大人数分のお弁当作り、さらには仕事を休むための有給休暇の調整など、保護者の負担は過大です。共働き家庭からは「土日に行事が入ることで休養が取れず、翌週の仕事に支障が出る」という本音が漏れます。
さらに子ども自身にとっても、連日にわたる長時間の練習がストレスや強い疲労の原因となっています。炎天下での行進練習や集団行動のやり直しにプレッシャーを感じ、登校渋りを起こす児童・生徒も少なくありません。「子どものための行事が、かえって子どもの心身を追い詰めている」という矛盾が、保護者の運動会離れを決定づけています。