同級生が次々と大きくなる中で、中学生の身長が伸び悩む理由にはどのような背景があるのでしょうか。遺伝的要因も約7〜8割影響しますが、それ以外にも「骨の発育段階」が深く関わっています。
身長が伸びる仕組みは、骨の両端にある軟骨組織「骨端線(こったんせん)」で新しい骨が作られることにあります。思春期後半に性ホルモンの分泌量が増加すると、骨端線は徐々に硬い骨へと変わり、最終的に完全に閉じます。骨端線が完全に閉鎖すると、それ以降に自然と骨が縦へ伸びることはありません。
整形外科や小児科で手のレントゲン撮影を行うと、骨端線がどれくらい残っているかを確認でき、おおよその「骨年齢」や今後の伸び代を専門医に判定してもらえます。「小柄だが骨端線がまだ十分に開いており、これから伸びる余地が大きい」と判明することも多いため、伸び悩みが深刻に気になる場合は専門の医療機関に相談してみるのも選択肢のひとつです。