爪の周りが腫れて熱を持ち、触れるだけでも痛む爪周囲炎の原因は、皮膚のバリア機能が壊れた微小な傷口から細菌が侵入することにあります。主な原因菌は、皮膚の常在菌である「黄色ブドウ球菌」や「化膿レンサ球菌」です。
日常生活の何気ない行動が引き金となります。代表的なきっかけは以下の通りです。
- ささくれ(爪周囲の逆剥け)を無理に引っ張ってむしった
- 深爪をしてしまい、爪の角が皮膚に食い込んでいる(巻き爪・陥入爪)
- 指しゃぶりや爪を噛む癖による皮膚の損傷
- 長時間の水仕事や手洗い過多による乾燥・手荒れ
- ジェルネイルや甘皮(キューティクル)の過度な処理
爪周囲炎には、細菌感染によって数時間から数日で急激に悪化する「急性爪周囲炎」と、水仕事やカンジダ菌(真菌)などが原因で数週間以上じわじわと続く「慢性爪周囲炎」の2種類が存在します。突然赤く腫れて拍動痛が出ている場合は、急性の細菌感染を疑うのが自然です。