井上の現在のステータスを語る上で欠かせないのが、ゲーム、特にカプコンの看板タイトル『モンスターハンター(モンハン)』シリーズに対する異常なまでの熱量です。タレントがプロモーション目的でゲームをプレイするビジネスライクな姿勢とは根本から一線を画し、井上はシリーズ初期から万単位に及ぶ総プレイ時間を記録してきました。
ゲーム雑誌の開発者対談やカプコン公式の記念イベントに幾度となく招聘される理由は、単なる知名度ではなく、プロゲーマーや開発陣ですら舌を巻くプレイスキルと深いゲーム理解を備えているからです。かつて芸能界で「モンハン部」が立ち上がった際も、井上はその精神的支柱であり、後輩芸人や他事務所のタレントを自宅に集めては徹夜でクエストを周回する姿が語り草となっていました。
「井上さんはゲームを仕事にするのではなく、好きなゲームをやっていたら結果的に企業側から頭を下げてオファーが来るようになった稀有な人。あの熱量と知識量は、誰にも真似できない本物のインフルエンスを持っています」とゲーム情報メディアのデスクは分析します。趣味を極限まで突き詰めた結果、流行り廃りの激しいテレビ業界の外側に、決して揺るがない独自の居場所を開拓したのです。