TVシリーズ最終話まで生死不明とされていたギルベルト少佐ですが、物語の集大成である『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』において、辺境の孤島「エカルテ島」で密かに生き延びていた事実が明かされました。
インテンス奪還作戦の最終決戦時、崩壊する聖堂で右目と左腕を失う重傷を負いながらも一命を取り留めたギルベルト。彼が戦後ライデンへ戻らず、エカルテ島で身を潜めるように教師として暮らしていた背景には、ヴァイオレットに対する耐え難い罪悪感がありました。
「自分が彼女を戦火に巻き込み、両腕と自由を奪ってしまった」「自分と再会しないことこそが、彼女を軍の軛から解き放ち、自由な幸せへ導く道である」という悲痛な思い込みから、自ら姿を隠し続けていたのです。島の教え子たちや住民から慕われつつも、自らを責め続ける孤独な男の生き様を、浪川大輔さんは絞り出すような情感を込めて演じ、観客の涙を誘いました。