ネットカルチャーの象徴でもあったこれらの作品が姿を消した背景には、ウェブ技術の世代交代とプラットフォーム側のコンプライアンス強化という2つの大きな転換点が存在します。
決定打となったのは、2020年12月31日のAdobe Flash Playerサポート終了です。セキュリティ上の脆弱性対策やWeb標準規格への移行に伴い、主要ブラウザでFlashの実行が全面的にブロックされたことで、蓄積されていた無数の名作Flashが一夜にして再生不能となりました。
さらにスマートフォン時代への移行期には、スマートフォンのタッチパネルやジャイロセンサーを活用した「フリック型」のタイトルが多数リリースされたものの、アプリの配信停止理由となったのがApp StoreやGoogle Playによるガイドライン改定です。性的表現や公序良俗に関する審査基準が段階的に厳格化された結果、ユーモア目的のカジュアルゲームであっても一斉にストアから排除される結果となりました。