日本列島の地殻骨格を形成する二大巨頭、それが「糸魚川-静岡構造線」と「中央構造線」である。北は長野県から南は静岡県へ抜ける糸魚川-静岡構造線断層帯は、国内でも屈指の平均変位速度を持ち、過去にも数千年に一度の周期で破局的な激震をもたらしてきた。
一方、九州から近畿、関東にまで及ぶ中央構造線断層帯もまた、広域にわたる同時連動が危惧されている。これら巨大変動帯の周辺では、ひとたび断層がズレ動けば、広範囲でマグニチュード7級以上の強震が連鎖する恐れが強い。局所的な揺れにとどまらず、重要インフラの寸断や長期間の地域孤立を引き起こす引き金となり得るのだ。