伝説的バラエティ番組『8時だJ』が放送されていた当時、東西のジュニアたちは熱い火花を散らしていた。東京を中心にスポットライトを浴びるメンバーに対し、関西勢は泥臭く自らの居場所を切り拓く必要があった。圧倒的な存在感を放っていた横山裕や村上信五は、洗練されたスタイルで突き進む東京組を強いライバル心で見つめていたという。
しかし、その緊張感こそが彼らの人間性を深めた。放課後の延長線上のような大騒ぎの中で、互いの能力を認め合う芽が確実に育まれていたのだ。がむしゃらにマイクを握りしめていた少年たちの記憶は、今も色あせることなく彼らの原点として息づいている。