日光東照宮と岡崎城に佇む徳川家康像の謎!顰像が語る驚きの真実

日光東照宮と岡崎城に佇む徳川家康像の謎!顰像が語る驚きの真実

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駿河湾を眼下に望む静岡の久能山東照宮は、家康公の遺骸が最初に埋葬された特別な聖地だ。日光の絢爛豪華さとは異なり、峻厳な自然の崖上に佇むこの社殿には、武威と祈りが混ざり合った独特の重厚感が漂う。

ここに遺された工芸品や肖像彫刻を観察すると、晩年の家康が自らの死後、どのように国家の守護神へと昇華されるべきかを緻密に計算していた痕跡が読み取れる。遺言によって西を向いて埋葬されたとされる身体の向き、そして社殿に施された細密な装飾の数々。久能山東照宮に遺る造形は、死してなお天下泰平の礎たらんとした一人の冷徹な戦略家の遺言状そのものだ。

山田 真由
著者

山田 真由

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