登山口や山頂でよく見かけるトラブルが、ポールの先端に装着する「ラバーキャップ(ゴムキャップ)」の扱いです。金属の石突(スパイク)をむき出しにしたまま歩くことは、自然環境の破壊や登山道の荒廃、他者への危険につながります。
日本の登山道では、木道や土の侵食を防ぐため、また周囲の登山者を傷つけない安全配慮として「原則ラバーキャップ装着」が標準マナーです。キャップを外して石突を使うのは、雪道、ぬかるんだ急斜面、凍結箇所など、ゴムでは滑って危険な状況に限られます。
初心者にありがちなのが「歩いている途中でキャップが外れて紛失してしまう」ケースです。泥や岩の隙間に挟まって抜け落ちないよう、購入時や装着時には奥までしっかりと押し込み、ねじ込むように固定することが欠かせません。万が一に備えて予備のキャップをザックに常備しておくのがスマートな登山者の身だしなみです。