全裸生活で最も軽視されがちなのが、住環境の衛生維持です。「服を着ていないから清潔」という認識は医学的には誤りであり、実際には肌が直に触れるインテリアへの負荷が急激に跳ね上がります。
人間は就寝中に一晩でコップ1杯分(約200ml)以上の汗をかき、皮膚表面からは目に見えない微細なフケや角質が剥がれ落ちています。着衣であればパジャマや下着がその大半を吸収・ブロックしてくれますが、裸の場合はそれらがすべて敷布団、マットレス、ソファー、デスクチェアへダイレクトに擦り付けられます。これが放置されると、ダニやカビの繁殖スピードは通常の数倍に達し、皮膚炎やアレルギー症状を引き起こす原因になりかねません。
したがって、全裸生活の衛生面と洗濯頻度は極めてシビアに管理する必要があります。ベッドシーツや枕カバーは最低でも週に2回の交換が推奨され、座面が布張りや革張りの椅子には、丸洗い可能な専用ブランケットやカバーを敷く運用が欠かせません。衛生管理の手間を惜しむと、家具の変色や異臭の定着を招き、快適なはずの部屋が不潔な温床へと変貌してしまいます。