フレンチネイルにおける最大の難所は、ベースカラーと先端カラーの境目となる弧、いわゆる「スマイルライン」の描画です。フレンチネイルのスマイルライン引き方でつまずく初心者を分析すると、共通する3つの根本原因が存在します。
第一の罠は、爪のカーブに合わせて筆を無理に曲げて動かそうとすることです。手首や指先をひねりながら一筆で丸く引こうとすると、ブレが生じて均一な太さを保てません。プロのネイリストは筆先を固定し、塗られる側の指を回転させてラインを引く技術を用いますが、セルフネイル初心者がこれを行うのは至難の業です。
第二の罠は、ジェルの塗布量が多すぎることです。先端の発色を一度で出そうとして液量を多く取ると、爪先に液だまりができて硬化不良や段差の原因になります。特にフレンチネイルをジェルネイル初心者が挑戦する際は、薄く2度塗りを徹底することが仕上がりの平滑さを左右します。
第三の罠は、爪の長さや自爪のイエローライン(白い部分の境目)に引きずられることです。自爪の生え際通りにラインを引くと、指ごとに太さや角度がバラバラに見えてしまいます。全体のバランスを整えるためには、指全体を遠目から見て「理想のバランス」を仮想して引く視点が欠かせません。