1982年、名門オーディション番組『スター誕生!』での合格を機に、彼女は華々しく上京した。大手芸能事務所である渡辺プロダクションに所属し、翌1983年にシングル『♂×♀×キス(オス・メス・キス)』で歌手デビュー。キャッチコピーは「アッコ、妹にしなよ」。
しかし、時代は松田聖子や小泉今日子をはじめとする80年代アイドルの黄金期だ。同期には実力派や強烈な個性を持つライバルがひしめき、新人賞レースのプレッシャーが容赦なくのしかかる。清楚なルックスと抜群の歌唱力を備えていながらも、レコードの売り上げは思うように伸びず、彼女は早々に厳しい現実に直面することとなった。