年末の暮れ、12月30日の夜に家族でテレビの前に集まる――。TBSテレビが制作し、TBS系列で生放送されてきた「輝く!日本レコード大賞」は、日本人の年末の風景そのものだった。幾多のドラマティックな受賞シーン、涙の熱唱、サプライズ演出は、テレビというメディアの持つ力を最大限に発揮してきた。
しかし、視聴スタイルの多様化が進む現代において、その伝達手段も大きく様変わりしている。現在では地上波でのリアルタイム視聴に加え、見逃し配信サービス「TVer」での配信が定着。リアルタイムで番組を視聴できない若年層や多忙な現代人が、スマートフォンやタブレットを通じて感動の瞬間を追体験することが可能になった。伝統ある地上波生放送の緊迫感と、ネット配信による広がりが融合し、賞の価値は新たな次元へと進化を遂げている。