新体力テストの上体起こしは、補助者(ペア)のサポート技術によって記録が大きく左右されます。知恵袋やSNSなどのリアルな体験談でも「補助者の押さえ方が上手かったから記録が伸びた」という声が多数見受けられます。
補助者が知っておくべき正しい足の固定手順は以下の通りです。
- 体重を真下にかける:受検者の足首を手で掴むだけでなく、補助者は正座または立て膝になり、受検者の甲とすねの境目に自分の体重をしっかりと乗せます。
- 膝の角度を90度に保つ:膝が開きすぎたり曲がりすぎたりすると、受検者の大腿四頭筋や腸腰筋が最も力を発揮できる角度から外れてしまいます。
- 受検者のふくらはぎを太ももで挟む:横ブレを防ぐため、補助者の両太ももで受検者の下肢をしっかりホールドすると、下半身が完全に固定され、作用反作用の力が上体に伝わりやすくなります。
足元がグラつくだけで、受検者は下半身を安定させるために余分な筋力を使ってしまいます。お互いにベストスコアを出すためには、ペア同士で押さえ方のコツを事前に確認しておくことが大切です。
【プロの結論】上体起こしトレーニングに向いている人・見送るべき人の特徴
体力測定に向けた上体起こしの特訓は、全ての人に同じメニューが適しているわけではありません。身体の状態に合わせた判断が必要です。
【積極的に取り組むべき人】
・体力テストで満点やA判定を目指す学生やアスリート
・腸腰筋の柔軟性があり、股関節の曲げ伸ばしに違和感がない人
・短期間で測定のコツを掴み、スコアを数回分底上げしたい人
【無理な反復練習を見送るべき人】
・過去に椎間板ヘルニアや慢性的な腰痛の既往歴がある人
・背中を丸めた際に腰へ鋭い痛みを感じる人
・純粋なお腹の引き締め(ボディメイク)のみを目的としている人(クランクや他の種目を推奨)