世界一小さい国バチカン市国の謎|ディズニーより狭い独立国の真実

世界一小さい国バチカン市国の謎|ディズニーより狭い独立国の真実

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世界一小さい国として知られるバチカン市国は、イタリアの首都ローマの北西部に位置する内陸国です。その総面積はおよそ0.44平方キロメートル(約44ヘクタール)しかありません。この広さを日本の身近な施設と比較すると、驚くべき実態が浮き彫りになります。

たとえば、千葉県浦安市にある東京ディズニーランドの敷地面積は約0.51平方キロメートル(51ヘクタール)です。つまり、バチカン市国はディズニーランドのテーマパークエリア1つ分よりも明確に狭い空間に、国家の全機能が収まっていることになります。さらに東京都千代田区の皇居の総面積(約1.15平方キロメートル)と比較すると約3分の1以下に過ぎず、成田国際空港の敷地面積(約1,111ヘクタール)と比べれば約25分の1という極小規模です。

では、このミニマムな国土にはどれほどの人々が暮らしているのでしょうか。バチカン統計年鑑および関係機関の公表データによると、バチカン市国人口現在は約800人前後で推移しており、実際に国境の内側に常住している住民は450人から500人程度と報告されています。国土の外周は約3.2キロメートルしかなく、成人男性が早足で歩けばわずか30分から40分程度で国境を一周できるスケールです。

境界線の大部分は中世からルネサンス期に築かれた堅牢な石壁で隔てられていますが、観光客で賑わうサン・ピエトロ広場の東側だけは開かれており、路面に埋め込まれた薄い大理石の敷石がイタリアとの「国境線」を示しています。検問所やパスポートコントロールを受けることなく、観光客が一歩足を踏み出すだけで国境を越えられる光景は、世界中の旅人を魅了する特異な日常となっています。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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