福岡・東長寺の木造大仏と地獄極楽めぐりの真相!空海名刹の拝観ガイド

福岡・東長寺の木造大仏と地獄極楽めぐりの真相!空海名刹の拝観ガイド

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東長寺の本堂2階に足を踏み入れると、圧倒的な存在感で迎えてくれるのが福岡大仏です。1988(昭和63)年から4年の歳月をかけて彫法されたこの釈迦如来坐像は、高さ10.8メートル、重さ30トンを誇り、木造(ヒノキ材)の座像としては日本最大級のスケールを有しています。

像の高さ10.8メートルという数字は人間の煩悩の数(108)に由来しており、背後には高さ16.1メートルに及ぶ光背がそびえ立ち、5,000体もの小仏が整然と刻まれています。間近で見上げると、ヒノキの微かな香りと精緻な木組みの美しさに圧倒されます。

そして、この大仏の台座内部に設けられているのが、SNSや口コミでも話題の地獄極楽めぐりです。入口から通路に入ると、まずは壁面にリアルなタッチで描かれた地獄絵巻が並び、生前の罪業に応じた凄惨な地獄の光景が展開されます。

地獄絵巻を抜けた先には、照明が完全に排除された「真っ暗闇の通路」が待ち受けています。右手を壁から離さずに手探りで進まなければ一歩も進めないほどの完全な暗黒空間であり、日常の視覚がいかに頼りであるかを痛感させられます。この漆黒の闇の中盤、壁面に設置された「仏の輪(極楽の輪)」に触れることができれば極楽往生が約束されると伝えられています。暗闇を抜けた瞬間に広がる光の眩しさは、まさに精神的な生まれ変わりを体感する類まれな構成となっています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。