数万分の1の奇跡!青いアマガエル急増の謎と神秘の生態解明

数万分の1の奇跡!青いアマガエル急増の謎と神秘の生態解明

数万分の1の奇跡!青いアマガエル急増の謎と神秘の生態解明の特集記事を解説します。最新トレンドがチェックできます。

あの吸い込まれるようなブルーの正体は、皮膚内部の緻密な層構造に隠されている。通常のニホンアマガエルの皮膚には、外側から順に「黄色素胞」「虹彩胞」「黒色素胞」という3つの細胞層が並んでいる。虹彩胞が光を反射して青い波長を作り出し、その青い光が一番外側の黄色素胞を透過することで、私たちの目には「青+黄=緑」として認識される。

ところが、遺伝子突然変異によって生まれつき「黄色素胞」を持たない個体が稀に生まれる。黄色というフィルターがごっそり抜け落ちた結果、虹彩胞から発せられた構造色の青い光がストレートに反射され、鮮烈な青色となって人間の視界へ届くのだ。生物学と物理光学が奇跡的な確率で合致した瞬間と言えるだろう。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。