時代は変わり、政権の担い手は交替した。しかし、彼らが打ち立てた「強い国家」への志向と世襲政治のシステムは、現代政治史の表舞台に強固な遺産として居座り続けている。世襲議員に対する世論の厳しい批判が叫ばれる一方で、自民党内の主要派閥や幹部人事においては、依然として過去の血脈や人脈が不可視の威力を行使している。
政治とは、誰のために存在するのか。国家の気概を取り戻そうとした情念が、結果として民主主義の検証機能を麻痺させてはいなかったか。未公開資料の発見とともに再燃する議論は、私たちがどのような未来を選択すべきなのかという根本的な問いを突きつけている。昭和から令和へと流れる権力の河川は、いまなお濁流のまま、日本の未来を押し流そうとしている。 (出典: 岸 信介 安倍 晋三(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る