テレビのバラエティ番組において、視聴者の拒絶感は時に強烈な武器として計算され、演出に組み込まれる。『水曜日のダウンタウン』のような人気番組では、あえて視聴者に強烈な違和感や生理的な痛々しさを与えるタレントや芸人をドッキリのターゲットとして起用する構成がしばしば見られる。
わざと悪意のあるカメラアングルで顔をアップにしたり、不自然なドアップリアクションを連発させたりすることで、番組側は視聴者の感情を強く揺さぶる。こうした演出意図は番組のエンゲージメントを高める一方で、視聴者の脳裏に「あの顔は受け付けない」という強烈な残像を刻み込む両刃の剣となるのだ。