グランドホテルニュー王子の真骨頂は、宿泊部門だけではありません。市民生活に深く根差した飲食部門の圧倒的な実力も見逃せないポイントです。特に地元苫小牧市民の間で「晴れの日の食事」「間違いのないランチ」として定評があるのが、中国料理「桃花林(とうかりん)」です。
本格広東料理を提供する桃花林のランチタイムは、平日のビジネスランチから週末の家族連れまで、常に予約客で賑わいます。名物の「五目あんかけ焼きそば」や香ばしい「担々麺」、季節替わりのランチコースは、東京の高級ホテルにも引けを取らない丁寧な下ごしらえと火入れが施されています。味の輪郭がはっきりとしていながら油っぽさを感じさせない上品な味付けは、幅広い世代の胃袋を掴んで離しません。
さらに、1階ロビー横に位置するケーキショップ(パティスリーコーナー)も外せない名所です。ホテル専属のパティシエが毎朝焼き上げるケーキやタルト、焼き菓子は、苫小牧市内屈指のクオリティを誇ります。特に、苫小牧特産のハスカップを贅沢に使ったスイーツや、濃厚な北海道産生クリームを用いたショートケーキは、手土産としての需要が非常に高く、夕方にはショーケースがほぼ完売することもしばしばです。
また、夏季限定で開催される屋上ビアガーデンは、苫小牧の短い夏を彩る風物詩として知られています。海風を感じながらジンギスカンや冷えたビールを楽しむスタイルは、ビジネスホテルの無機質な滞在では決して味わえない、地方都市のシティホテルならではの風情を存分に提供しています。