二人の運命の歯車が噛み合い始めたのは、2012年に丸山桂里奈さんがなでしこリーグの「スペランツァFC大阪高槻」へ移籍した瞬間でした。当時、同チームの監督に就任していたのが本並健治氏です。ただし、グラウンド上での関係は徹底した「指導者と選手」。当時の丸山さんは日本代表としてロンドン五輪を控える重要な局面であり、本並氏も厳しいプロの指導者として接していたため、当時は恋愛感情が芽生える余地は皆無でした。
関係性が大きくシフトしたのは、丸山さんが2016年に現役を引退し、タレントへと転身した後のことです。サッカー教室のイベントや共通の知人を介した食事会で再会を果たすと、現役時代の緊張感から解放されたことで、互いの人間性に急速に惹かれ合うようになります。丸山さんは当時の特番インタビューや手記で「現役時代は厳しく頼もしい監督だったが、ピッチを一歩離れると誰に対しても誠実で、底抜けに優しい男性だと気付いた」と語っています。
交際期間は約1年。決定打となったプロポーズの舞台は、本並氏が長年通い詰める行きつけのイタリア料理店でした。丸山さんが「毎日一緒にご飯を食べたい」という率直な想いを伝えた際、本並氏が「じゃあ、結婚しようか」と自然体かつ力強い言葉で応じたと明かされています。2020年9月、大型ファッションイベント『マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 A/W』のランウェイ上でサプライズ発表された結婚報告は、日本中に温かい衝撃を与えました。