Q1:3月下旬を過ぎても葉の色が著しく黄色く薄い場合、鶏糞を追肥しても良いですか?
A1:3月下旬以降に鶏糞を追肥することは推奨できません。鶏糞は効き始めるまでに日数を要するため、4月の球肥大期に最も避けたい窒素過多を引き起こします。どうしても葉色が抜けて生育が止まっている場合は、即効性があり肥効が数日で切れる薄めの液肥(500倍希釈程度)を葉面散布するか株元に施し、緩効性の固形肥料は一切控えてください。
Q2:ホームセンターで売られている「乾燥鶏糞」と「発酵鶏糞」は同じように追肥に使えますか?
A2:明確に異なります。追肥に使用できるのは必ず「発酵鶏糞(完熟鶏糞)」です。単に水分を蒸発させただけの「乾燥鶏糞」は土中で急速に発酵が始まり、強烈なアンモニアガスを放出して玉ねぎの根を枯らします。必ず袋の表示を確認し、「発酵」と明記されたものを選んでください。
Q3:マルチ栽培で植え穴が小さく、鶏糞を入れるスペースがありません。どうすれば良いですか?
A3:無理に小さな穴へ詰め込むと根焼けの原因になります。マルチの端をめくって畝の肩部分に鶏糞を筋状に撒くか、マルチの列間にハサミで小さな切り込み(または穴)を開け、そこから土中に少量ずつ埋め込む方法が安全で効果的です。
Q4:鶏糞だけで玉ねぎ栽培の元肥から追肥まで全てまかなうことは可能ですか?
A4:理論上は可能ですが、カリウム(加里)が不足しやすいため注意が必要です。鶏糞はリン酸とカルシウムが突出して多い一方、球の肥大に必要なカリウムの比率が低めです。元肥または追肥の段階で、草木灰や硫酸加里を少量併用してカリ分を補うと、より均整のとれた健全な玉ねぎに仕上がります。