人差し指の突き指テーピングにおいて、目的別に最適な手法を選択することは再発予防と早期回復の生命線です。薬局やスポーツ店で手に入る幅19mm〜25mmの非伸縮性ホワイトテープ、または関節の微小な動きを許容する伸縮性エラスティックテープを部位に合わせて使い分けます。
中指を添え木にする「バディテーピング」の正しいやり方
人差し指を負傷した際、最も安定性が高く実用的なのが、健康な中指を添え木代わりにするバディテーピングです。人差し指の外側には親指がありますが、親指と連結すると手のひらのアーチが崩れて物をつかめなくなります。必ず「人差し指と中指」をペアにします。
まず、人差し指と中指が直接触れ合う第二関節付近に、指の幅に折った薄いガーゼやティッシュを1枚挟みます。汗による皮膚の浸軟(ふやけ)と水疱を防ぐための極めて重要な工程です。続いて、テープを2箇所に巻きます。1本目は第一関節と第二関節の間(中節骨)、2本目は第二関節と指の付け根の間(基節骨)です。関節の真上を避けて巻くことで、適度な曲げ伸ばしを許容しながら、横方向への異常なグラつき(回旋や側方動揺)を強固に抑え込むことができます。
バレーボールや球技での実践的なX字固定法
バレーボールやバスケットボールの試合中など、単独で指の機能を保ちながらプレーを継続したい現場では、関節の腹側(手のひら側)または背側でテープを交差させるX字固定が多用されます。アンカーテープを関節の上下に1本ずつ巻き、そのアンカー同士を斜めにつなぐように2本のテープをクロスさせて貼ります。これにより、指が反対方向に過度にしなるのを物理的に防ぎます。