SNSや大手掲示板、知恵袋などのコミュニティにおける海洋恐怖症のネットの反応を分析すると、当事者が恐怖を感じる場面は本物の海だけに留まりません。デジタル化が進んだ現代ならではの新たな摩擦ポイントが浮き彫りになっています。
「ダイビングのライセンス講習で、海底が見えない『ブルーウォーター(青一色の空間)』に入った瞬間、上下感覚を失って呼吸器を吐きそうになった」「プール底の排水口を見るだけで、吸い込まれて異世界に連れて行かれるような恐怖を感じる」といった実体験は数多く投稿されています。
さらに近年では、高品質な3Dグラフィックを採用した水中探索ゲーム『Subnautica(サブノーティカ)』などのプレイ動画をきっかけに、「自分が海洋恐怖症だと初めて自覚した」と語るユーザーが急増しました。超リアルな水音や、暗闇の向こうから突如現れる巨大生物の咆哮といった演出は、安全な部屋にいながらにして扁桃体を強烈に刺激するため、デジタル空間を通じたトラウマの再燃に注意が必要です。