地域住民や保護者が寄せるリアルな口コミには、学校の等身大の姿が映し出されています。教育情報サイトや地域の意見交換会で聞かれる生の声を集約・分析しました。
「昔の尼崎を知っている親戚からは『本当にあそこの中学校で大丈夫なのか』と心配されました。しかし、実際に入学してみると先生方は非常に熱心で、いじめやトラブルに対する初動対応も極めて早いです。授業参観でも生徒たちが落ち着いてタブレットを操作しており、偏見を持っていたことを恥ずかしく思いました」(在校生保護者)
「部活動がとても充実しています。特に吹奏楽部はコンクール前になると一致団結して練習に励んでおり、体育祭や文化祭などの行事の盛り上がりも素晴らしいです。放課後の校内は活気に満ちており、グレているような生徒は見当たりません」(卒業生)
一方で、課題として挙げられるのは「学力格差への向き合い方」です。教育熱心な家庭が増加した一方で、従来の下町らしい大らかな家庭環境で育つ生徒も混在しています。放っておけば成績が伸びるわけではなく、家庭学習の習慣づけや進路設計には親の能動的な関与が求められます。