園内に足を踏み入れた来園者がまず圧倒されるのが、ピラミッド状のテラスや円形広場を取り囲むように整然と並ぶ異様な石像群です。遠目には南米チリ・イースター島のモアイ像を彷彿とさせ、ネット上でも「なぜ浜松にモアイがあるのか」「宗教施設やテーマパークの跡地ではないか」といった憶測が長年飛び交ってきました。
現地を管理する公園管理事務所の記録および静岡県の都市公園整備資料を紐解くと、石人の星公園 巨大石像の正体は、平成初期の公園造成時に掲げられた「文化と自然の共生」「古代の記憶と未来の対話」という明確なランドスケープデザインに基づいています。単なる鑑賞用の彫刻ではなく、子どもたちが手で触れ、影に隠れ、腰掛けられる「遊び場の一部」として設計されたプレイ・スカルプチャー群なのです。
では、石人の星公園 モアイ像 由来 理由として語られる意図はどこにあるのでしょうか。当時の設計担当者や造形作家の構想によると、遠州灘の雄大な水平線を望むこの土地に、人類が太古から自然界に対して抱いてきた畏敬の念をモニュメントとして具現化することが企図されました。イースター島の巨石文化だけでなく、メキシコのオルメカ文明の巨石人頭像、中東やオセアニアの遺跡など、環太平洋地域に点在する巨石信仰のエッセンスが抽出・再構築されています。これら「石人」と呼ばれるキャラクターたちは、地球環境を見守る守護神としての象徴性を帯びており、単なる海外の模倣ではないオリジナルの造形哲学が貫かれています。