「関数やマクロの設定はハードルが高い」「今すぐ目の前にある数百行のデータを変換したい」という場合に最も威力を発揮するのが、Microsoft Wordを経由するショートカット変換テクニックです。Officeソフト間の強力な連携機能を利用することで、特別な計算式を書くことなく一瞬で作業が終わります。
手順は極めてシンプルです。
1. Excel上でひらがなに変換したいカタカナのセル範囲を選択し、[Ctrl]+[C]でコピーします。
2. Wordを新規文書で開き、[Ctrl]+[V]で貼り付けます。
3. 貼り付けた文字列全体を[Ctrl]+[A]で全選択します。
4. [ホーム]タブのフォントグループにある[文字種の変換]ボタンをクリックし、一覧から「ひらがな」を選択します(または[Shift]+[F3]などのキー操作を併用)。
5. ひらがなに変わったテキストを再度コピーし、Excelの元のセル範囲に貼り付けます。
この方法であれば、外部システムから出力されたふりがな情報を持たない全角カタカナであっても、文字そのものが確実に「ひらがな」へと置き換わります。日常業務におけるスポット的なデータクレンジングにおいて、最も失敗が少なく手軽な裏ワザといえます。