ノーフィルターのショート動画が全盛を迎えた2020年代半ば、画質の高精細化に伴い「隠すメイク」の限界が露呈した。カメラが拾ってしまうファンデーションの毛穴落ちや粉っぽさを、いかに自然に馴染ませるか。その解答がSNS上で拡散された。
「このスポンジでタップするだけで肌の解像度が変わる」という一言の投稿が、一瞬で万単位のリツイートと再生回数を記録。面白いのは、単なるインフルエンサーの案件企画ではなく、映画やテレビの現場で稼働するプロのヘアメイクアーティストたちが「実は昔から現場で大量買いして愛用していた」と証言し始めたことだ。プロの現場の裏技がSNSを通じて民主化された瞬間だった。