大阪ヘルスケアの躍進を象徴する存在となったのが、大阪府・市などが出展した「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」です。建築家・佐藤総合計画が手掛けた、巣立ちや再生をイメージさせる独創的な外観デザインだけでなく、内部で展開された未来体験は多くの来場者に強烈なインパクトを与えました。
パビリオン最大の見どころとして話題を独占したのが、「ミライ人間ドック(2050年のヘルスケア体験)」です。来場者は事前に専用アプリから生体データや生活習慣の情報を登録し、会場内の専用ポッドで全身のスキャンを行います。すると、最先端のAIとゲノム予測技術によって「2050年の自分自身の健康アバター(PHV:パーソナル・ヘルス・ビジュアル)」が眼前に生成されるという革新的な仕掛けでした。
単に将来の健康リスクを突きつけるだけでなく、未来の食や運動、先端医療を取り入れることでアバターが若々しく変化していくインタラクティブな演出は、「予防医療の概念を根底から変えた」と国内外の専門家からも絶賛されました。会期中の予約方法については、万博公式IDと連携した事前抽選枠に加え、当日枠の争奪戦が連日繰り広げられるほどの過熱ぶりを見せました。