事件が発生したのは2016年6月27日午後2時55分頃、東海ラジオのスタジオで生放送中だった『宮地佑紀生の聞いてみや〜ち』のオンエア中でした。番組進行中、突如としてマイク越しに不穏な物音と女性の悲鳴のような声が流れ、リスナーの間で瞬く間に動揺が広がりました。
宮地佑紀生氏は放送中、アシスタントを務めていた神野三枝氏の左膝を数回蹴ったほか、マイクや手で唇付近を殴打。神野氏は全治約10日間の打撲や口唇裂傷などの怪我を負いました。神野氏が翌28日に愛知県警千種警察署へ被害届を提出し、警察は2016年6月30日に傷害容疑で宮地氏を逮捕しました。
宮地佑紀生が逮捕された直接的な理由は、放送中における突発的な暴力行為ですが、その背景には長年の番組運営で生じた両者の温度差やストレスの蓄積がありました。取り調べに対し宮地氏は「番組の進行をめぐって不満があり、カッとなって手足が出てしまった」と供述。リスナーからのプレゼントへのお礼コメントの出し方など、些細なやり取りの行き違いが引き金になったとされていますが、密室空間におけるパワーバランスの歪みが暴力という最悪の形で噴出した事件でした。