ほくろの大きさ、深さ、部位によって最適な治療法は異なります。代表的な4つの施術法を正しく理解しておきましょう。
1. 炭酸ガス(CO2)レーザー
水分に反応するレーザー光でほくろの組織を瞬間的に蒸散させて除去します。直径3mm以下の平坦またはわずかに隆起したほくろに最適です。出血がほとんどなく、局所麻酔を用いるため痛みも最小限です。約1〜2週間テープ保護が必要ですが、赤みは2〜3か月程度で落ち着きます。
2. 電気メス(電気凝固法)
高周波の熱でほくろを焼き削る方法です。直径5mm未満の盛り上がったほくろに向いています。電気メス除去経過としては、直後は軽いくぼみとなり、数日から1週間程度でかさぶたが形成され、徐々に平らに再生していきます。熱の影響による瘢痕化リスクがあるため、術者の熟練度が問われます。
3. くり抜き法(パンチバイオプシー)
専用の円形メスでほくろを根元から筒状にくり抜く術式です。くり抜き法ダウンタイムは、傷口を縫合せず軟膏と保護材で自然閉鎖を待つ場合、上皮化までに約1〜2週間を要します。直径5mm未満で深さのあるほくろに適しており、再発リスクを抑えつつ周囲の健常組織の損傷を抑えられます。
4. 切開法(メス切除縫合法)
メスで木の葉状に皮膚ごとほくろを完全切除し、皮膚を縫い合わせる手術です。5mm以上の大きなほくろや悪性疑いの病変が対象となります。抜糸まで約1週間を要し、線状の傷跡が残りますが、根深い細胞まで取り切るためほくろ除去再発率は全術式の中で最も低く、病理検査で組織を隅々まで調べられる確実性があります。