藤田美術館の国宝と団子カフェを解剖!見どころ・混雑・料金の完全ガイド

藤田美術館の国宝と団子カフェを解剖!見どころ・混雑・料金の完全ガイド

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藤田美術館の礎を築いたのは、明治の実業家であり藤田財閥の創始者である藤田伝三郎(号・鳴雪)と、その長男・平太郎、次男・徳次郎の父子2代です。明治維新に伴う廃仏毀釈や武家社会の崩壊によって、日本固有の貴重な仏教美術や茶道具が海外へ散逸・破壊される危機に瀕した際、伝三郎は私財を投じてこれらを買い戻し、散逸を防ぎました。

そのコレクションの白眉が、国宝「曜変天目茶碗」(中国・南宋時代)です。内側の漆黒の釉薬の上に浮かび上がる青や藍、紫に煌めく斑文は「器の中に宇宙を見る」と称され、光の当たる角度によって幻想的な輝きを放ちます。完全な形で現存する曜変天目は世界でわずか3点(静嘉堂文庫美術館、大徳寺龍光院、藤田美術館)のみであり、文化財としての希少価値は計り知れません。

館内では曜変天目以外にも、国宝『玄奘三蔵絵』や『紫式部日記絵詞』、重要文化財の仏像や茶道具など約2,000点に及ぶ膨大な所蔵品を順次公開しています。展覧会スケジュールは季節やテーマごとに展示替えが行われるため、曜変天目が展示室に出展されている会期であるかどうかを、訪問前に公式サイトのスケジュール表で必ず照合しておくことが重要です。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。